オンライン家庭教師と
オンラインの個別指導の違い

オンライン家庭教師とは「インターネットを通じて講師と生徒がマンツーマンで学習指導をするもの」です。一方的な映像配信ではなく、スマートフォン・パソコン・タブレットなどを使って講師と生徒が双方向コミュニケーションを行えることが前提。
WEB会議システムであるZoomやSkypeといったツールを使い、リアルタイムで学習を進めていきます。文部科学省も遠隔教育の推進を進めており、オンライン家庭教師はますます注目を集めています。

参照元：参照：文部科学省 遠隔教育の推進に向けた施策方針（https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/09/14/1409323_1_1.pdf ）

オンライン個別指導塾とは、「塾の授業をオンラインで受けるもの」。個別指導塾は講師１人につき生徒1～3人が一般的ですが、オンライン個別指導塾でもそのスタイルは同じです。つまり、講師がほかの生徒の学習を見ている間、他の生徒は自分で学習してくというスタイルです。

オンライン家庭教師とオンライン個別指導塾の違い

まず、授業形態の違いです。オンライン個別指導塾は講師と生徒が「1：1～3」であるのに対し、オンライン家庭教師は生徒と講師が「1：1」である点です。オンライン家庭教師であれば授業時間中いっぱい講師を独占できますが、オンライン個別指導塾の場合は「授業時間÷生徒数」が指導時間の目安となります。つまり、授業時間が60分で生徒が3人いる場合、1人あたりの指導時間は20分ほど。残りの時間は、自主学習となります。

質問に関してはどちらも授業時間中に行えますが、オンライン個別指導塾の場合、他の生徒の指導中は声をかけるのが難しくなっています。また、積極的に質問できないタイプの子どもは、分からないところがそのままになってしまうこともあるようです。一方、オンライン家庭教師はマンツーマンなので、いつでも自由に質問できるのが特徴です。

費用については、どちらも授業料のほかに入会金等がかかるのが一般的ですが、オンライン家庭教師は交通費の必要がないため、オフライン家庭教師よりも安価であることが多め。また、兄弟同時受講といったサービスを行っているところもあります。オンライン個別指導塾も生徒の交通費等は不要ですが、指定の教材購入が必要となるケースがあります。

どのような人がオンライン家庭教師を利用するのか

オンライン家庭教師を利用しているのは、「家の近くに塾がない」「塾のペースについていけない」「何から勉強したらいいか分からない」といった子どもが多め。オンライン家庭教師は子どものニーズに合わせて学習を進めてくれるため、とくに勉強の仕方が分からないという子どもに選ばれるケースが増えているようです。

ここでは、授業時間内・時間外の学習フォロー体制が整っており、安心して授業を受けさせることがきるオンライン家庭教師を目的別で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

授業時間外もチャットで
学習サポートが受けられる
家庭教師3選

どのような人がオンライン個別指導塾を利用するのか

オンライン個別指導塾を利用しているのは、「部活などで忙しくて通塾が難しい」「集団授業が苦手」「地方在住だが都市部の個別指導塾の授業を受けたい」といった子どもが多くなっています。オンライン個別指導塾の場合、オンライン自習室などの施設を利用できるところが多いため、ある程度自主的に学習を進められる子どもに選ばれているようです。

まとめ

オンライン個別指導塾は、オンライン自習室といったサービスを利用できるところが多いですが、利用やサポートの時間が限られている場合があります。一方、オンライン家庭教師は自習室などを完備しているところは少ないですが、授業外サポート体制などが柔軟なのが魅力です。

「授業中に自分から先生にどんどん質問できるか」「自分で学習を進めていけるか」など積極的に自分から学習をすすめられるかどうかが、ポイントになるよう。
自分のペースで勉強を進めていけるならば、オンライン個別指導塾がいいかもしれません。しかし、自分で積極的に勉強が難しいならば、サポートの体制が充実しているオンライン家庭教師を検討するのも一つです。