子どもが勉強しないと、悩む保護者は多いものです。子どもに「勉強しなさい」と言わずに勉強を習慣化するには、どうしたらよいのでしょうか。いくつかの方法を紹介するので、参考にしてぜひ一緒にトライしてみてください。
子どもはなぜ勉強しなければならないかわかっていません。勉強の意義がわからないのに押しつけられても、勉強に対して嫌な感情しか持てないのは大人も同じです。
子どもに勉強の習慣をつけるための第一歩は、具体的な目標を決めることです。そのためには、現在の学力がどの程度かを把握することも大切。急に高い目標を掲げても、達成できなければモチベーションを継続できないからです。
現在の学力から、ちょっとがんばれば達成できそうな目標を立て、達成したら一緒に喜ぶ、シールを貼るなどして、達成感を感じられるようにしましょう。
子どもは、ゲームだったら何時間でも夢中になってやります。多くの保護者は、勉強もそのくらいやってくれたらいいのにと思うでしょう。
そこで、勉強にもゲーム性を持たせることで子どもが興味を持って取り組んでくれるようになります。では、どうすれば勉強にゲーム性を持たせることができるかですが、ゲームの「レベル上げ」と学習をリンクさせることがポイントです。
今の実力を知り、記録して視覚化し、フィードバックする、の繰り返しで本人がレベルアップしたのがわかるようになります。自分のレベルアップを感じれば、勉強を楽しみながらやれるようになります。
勉強は時間だけ長ければ良いというものではありません。長い時間勉強しても、身につけていなければ意味がないからです。
そのためには、休息も大事。勉強を詰め込みすぎず、休み時間や睡眠時間、遊ぶ時間もしっかり確保してあげましょう。
記憶は眠ることで定着してくれますから、質の良い睡眠は学習意欲にも繋がっていきます。
とりわけ、成長期の小中学生の間は、ごはんをしっかり食べ、睡眠時間を確保できるようにしてください。
勉強を習慣化するのに役立つのは、勉強する時間を決めることです。時間を決めておかないと、ダラダラとゲームをしたりYouTubeを見たりして何となく時間を過ごしてしまいます。
「何時から勉強する」と保護者と約束することで、勉強をいつするかということを考えずによくなり、習慣化できるようになります。
平日だけでなく、休日であっても、その時間は勉強するようにしましょう。
小学校入学の時に勉強机を購入する家庭は多いと思いますが、お子さんはそこで勉強していますか?
そうでない場合は、リビングに勉強する場所をつくってみましょう。
勉強する時間になったらTVやゲームは消し、指定の場所に行って勉強するモードに入るようにすると、自然とスイッチが入るようになっていきます。
リビングなら、保護者も何をどのように勉強しているかが観察しやすくなり、わからないところは教えたり、勉強方法をアドバイスしたりできます。
子どもに勉強しなさいと言うだけでは、子どもに対して説得力がありません。子どもは親の姿を見て学習するものなので、保護者が率先して勉強する習慣を持つと、子どもも勉強の習慣が身に付きやすくなります。
保護者も勉強することで、「勉強することが当たり前」「勉強するのは特別なことじゃない」と、子どもは悟ってくれます。
家族で勉強することが生活の一部になってしまえば、勉強の習慣化へ繋がります。
ここまで紹介してきたことを実行しながら、習慣化を家族みんなで共有することを意識していきましょう。「勉強しろ」と言われなくても勉強するのは気持ちがいい、そしてレベルアップするということがわかってくると、子どもは自ら勉強に取り組むようになっていきます。
そうなれば勉強の効果も目に見えて出てきますし、さらに勉強が楽しくなるという好循環が生まれます。
習慣化を意識するには、1日の勉強内容を記録するのも良い方法です。まずはできることからひとつずつ取り組み、勉強の習慣化を身につけていきましょう。
勉強を習慣化できれば、どのようなメリットがあるでしょうか。学力向上だけではないメリットが多いので、ぜひ勉強を習慣づけてあげましょう。
勉強が習慣化できれば、やる気に左右されずに勉強することができるようになります。勉強をしない理由を考えることもなく、やる気がない時でも勉強できます。
このスキルは成績アップだけでなく、社会に出てからの仕事にも活かすことができます。やる気が出ない、モチベーションが上がらないと言い訳をせず、何にでもきちんと取り組める将来の強みとなります。
勉強が嫌なのは、勉強が苦手だと思っていることも原因のひとつです。勉強が習慣化できれば、わかることが増えていくので勉強は楽しいものに変わっていきます。
すると、勉強に苦手意識がなくなり、どんどん吸収力も増していきます。勉強が楽しいと思ってくれたら、放っておいても勉強するようになるでしょう。
小学生のうちは保護者が一緒に勉強することで、勉強のサポートもできます。しかし中学生あたりになると勉強が難しくなってきて、保護者が教えるのも限界に。
オンライン家庭教師なら、家にいながら学習フォロー体制や仕組みを利用して、子どもの勉強をサポートできます。
勉強が楽しいと思い、勉強習慣をつけるためにも、オンライン家庭教師は強い味方になるでしょう。
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