勉強には覚えなければならないことがたくさん出てきます。効率よく暗記できない子どもに、どうやったら覚えられるかという暗記方法を紹介します。暗記できない原因も解説するので、苦手な暗記を克服しましょう。
せっかく時間をかけて暗記に取り組んだのに、なかなか覚えられずに苦労している子どもは多いのではないでしょうか。効率の悪い暗記の仕方をしているかもしれないので、おすすめの暗記法を紹介します。
情報は、頭だけでなく身体の動きとも連動して記憶に残ると言われています。じっと机に向かって単語を眺めていても覚えられないのはそのためです。
部屋の中を歩きながら声に出して読み上げたり、単語をつぶやきながら散歩したりしてみましょう。筋トレをしながら暗記するのも効率が良いと言われているので、試してみてください。
記憶には短期記憶と長期記憶があります。定期テスト前の一夜漬けなどは短期記憶でも何とかなりますが、実力テストや入試となると短期記憶では追いつきません。
短期記憶を長期記憶にするには、繰り返すことが大切です。繰り返すことで脳が「これは大事なことなんだ」と理解し、長期記憶として定着しやすくなります。
そのためには、単語カードなどを活用して、毎日繰り返し記憶するようにしましょう。例えば、1日10個の単語を読み、わからなかったものだけをその日のうちに何度も繰り返して練習。夜また10個すべてをテストして、翌日新しい10個を加え、わからないものだけを繰り返し練習……、というように繰り返しテストを行います。
覚えられたら、単語カードから外していけば、達成感も味わうことができるでしょう。
暗記したことは、睡眠中に記憶として定着するとされています。眠ると全部忘れてしまいそうと思う人は多いのですが、実は逆で、眠ることによって暗記の助けになることもあります。
これを利用して暗記する方法が、就寝直前に単語を10個声に出して読み、朝起きてすぐにもう一度同じ10個を読むという方法です。
小中学生のうちは、身体も脳も成長期。睡眠中に成長ホルモンは分泌されるため、睡眠も大切にしなければなりません。
記憶の定着にも睡眠がカギを握っているので、毎日少しずつでも継続することが大切です。
子どもはなぜ暗記が苦手になってしまうのでしょうか。その原因を知ることで、少しでも暗記に対する苦手意識を改善していきましょう。
暗記するとき、「何回も書いて覚える」という方法があります。小学校の漢字の練習のように、「10回書けと言われたから書いている」というのでは、単なる作業となってしまい、よい覚え方とは言えないでしょう。
何回も書くことで「勉強しているように見える」「勉強した気になれる」のですが、これはただ書くという作業をしているだけで、暗記にはなりません。書くのであれば、口に出しながら書くことをやってみましょう。
暗記というのは、最終的には思い出してアウトプットすることが大切になってきます。テストでは記憶から必要な情報を思い出して答えを書きますが、これこそがアウトプットです。
インプットするばかりでは、肝心の「思い出す」ことが練習できていないのです。
インプットしたことは、テストを繰り返してアウトプットする練習をしましょう。前述した「繰り返し暗記テスト法」が有効です。
暗記をするとき、時間を決めずに覚えようとしていませんか?ダラダラといつまでもにらめっこしていても、覚えることは難しいでしょう。
人は「10分でやる」「何時までに覚える」など、時間を区切ることで効率が上がるとされています。
暗記に限らず、問題を解く場合でも、時間を決めて早くやろうとすれば負荷がかかり、能力が上がっていく傾向があります。
暗記する場合には、時間を決めて集中してやる方が効率が良いのです。
暗記力を高めるためには、適度に休憩を取ることも大切です。長時間勉強を続けても、集中力が持たずに学習効率が低下する可能性があります。
ほどよい休憩は、下がりかけた集中力を取り戻し、暗記の効率を高めることができるでしょう。
休憩中は水分補給がおすすめです。お水や温かいハーブティーなどはリラックスできるので暗記の際に記憶として定着しやすくなります。
ただし、休憩中にスマホやPCを見ると、暗記した内容と異なる新しい情報が入ってくるため、暗記の効率が大きく下がることもあります。休憩中は水分補給と脳を休めることに集中しましょう。
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