子供がゲームばかりで勉強しない場合、試せる対処法はいくつかあります。子供たちがなぜゲームに夢中になってしまうのか理解した上で、適切な対処法を考えていきましょう。
ゲームは長く楽しんでもらえるよう工夫を凝らした制作がされています。継続して遊んでしまう理由には、手軽さや複数人と遊べるシステム、天気や時間に左右されない点など、さまざまな要因が絡まっています。たくさんの魅力が詰まったゲームですが、魅力に飲まれるとついゲームをやりすぎてしまうでしょう。ゲーム依存に陥ると、ゲームをしていないと不機嫌になったりイライラしたりなど、良くない症状が出てきます。
加えて、ゲームに依存した生活は昼夜が逆転しがちです。生活リズムを乱す要因になりかねません。ゲームが原因で親子喧嘩が生じる可能性もあるでしょう。結果的に学習不振や不登校、引きこもりなどに繋がる危険性もあるため注意が必要です。
我が子のゲームに費やす時間が多いと感じる場合は、一度子供と一日のスケジュールを紙に書き出して可視化してみことをおすすめします。実際に子供自身にスケジュールを確認してもらうことで、ゲームに依存する前と後でどのような変化が起きているのか、問題点は何か話し合いやすくなるでしょう。その際にゲーム依存になるとどのような不都合やリスクがあるか、説明するのが大切です。
例えば、ゲームに時間を割きすぎて寝る時間が減れば、朝起きられなくなり、学校に遅刻しやすくなり、授業についていけなくなるというように、イメージしやすい日常を伝えるのが効果的。子供がゲームにのめり込むのはやめよう、と思ってもらえることを目指しましょう。
子供とゲームを購入する前に、予めルールを決めておくのも有効的な手段です。ポイントは、使用する時間と場所、インターネット接続に関することを明確にしておくこと。「21時以降は使用禁止」「1日2時間」という時間制限や「自分の部屋ではやらない」「外に持っていくのはダメ」など、場所の制限を設けましょう。上記に加えて、インターネットにつないで良いのか、ダメなのかも決めておくのが好ましいです。
なお、子供がルールを破った際の対応も重要な要素の一つ。ルールを破ったときのペナルティも子供とゲームを買う前に決めておきましょう。親側が一方的にルールを課しても子供は守ってくれないケースが多いので、子供が納得したルールを与えることが大切です。場合や状況に合わせてルールを変更する柔軟さも持ち合わせておくと喧嘩を回避しやすいためおすすめです。
ゲーム以外にも楽しい遊びがあることを、子供に教えてみるのも一つの手。子供が知らないだけで、他にも楽しい遊びがあると分かればゲームに執着しなくなるかもしれません。特に直接コミュニケーションを取って遊べるボードゲームは、家族団らんの時間を作るのに役立つでしょう。他にも一緒に料理をしたりオンラインで習い事を始めたりするのもおすすめです。
一概にゲームといっても色々な種類があり、中にはストーリー設定がなされたゲームがあります。そのようなゲームの場合、ゲームに対してゲームをやっている人が想像力を膨らませないと先に進めず、アイテムを探したり集めたりなど、自分で考える力が求められます。勝手にキャラクターが動いてくれるわけではないため、想像力が鍛えられるのです。
問題を自分で解決する能力も鍛えられることに加え、外に出なくても冒険できる独自の世界が提供されているため、子供たちは日常生活では味わえない感覚を育むことができるでしょう。
ゲームをクリアするためには、集中して敵の攻撃を素早くかわしたりアイテムを入手したりして、その都度臨機応変に対応しなくてはなりません。ゲームは判断力が問われる場面が多く、必要なものと不要なものを瞬時に区別していため注意力を培うことができるのです。
eスポーツ競技の1つであるRTSゲームには視覚空間推論力を高める効果があります。空間認識能力がないと敵の位置関係などを把握できないため、地図を読んだり、立体的な絵を描いたりする能力が養われるのです。また、空間認識能力が高まると、バスケットボールやバドミントン、サッカーなども得意になる傾向があります。自分の位置を地図から見て把握できるようになるので、実生活においても迷子になりにくいなどのメリットがあるでしょう。
プレイ時間の長いゲームは自己管理が勉強に充てる時間が無くなるため注意が必要です。特にRPGゲームをしている場合は要注意。外で遊んでいる場合は「暗くなったら帰る」というように、やめ時が分かりやすいですが、ゲームは自分で線引きしない限り終わりがありません。勉強不足は学力低下に直結するので、時間をきっちり管理するのが大切です。
子供が好きにやってきたことを、中学生などある程度成長してから急にやめさせるのは至難の業。保護者としてゲームを取り上げるのではなく、子供を心配しているのだと伝えることがポイントです。子供に「敵」とみなされないように、伝え方には注意を払いましょう。
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