「子供がゲームばかりして勉強しない」というのは、よく聞く声です。実は勉強をしない原因に、散らかった机があるかもしれないことをご存じでしょうか。整理整頓が解決してくれるかもしれません。整理整頓と勉強の関係をお伝えします。
勉強嫌いの中には、勉強より整理整頓が苦手な場合があります。このタイプの場合、整理整頓できるようになれば、自然と勉強に向き合えるようになるかもしれません。
そもそも、勉強は、整理整頓に似ています。特に算数は整理整頓と同じ頭を使うと言っても過言ではありません。算数は、途中式を書きながら計算を進めます。途中式を書くというのは頭の整理をする行為。物の整理をするときも、頭の中で何をどう整理するかを考えて行うため、整理整頓が苦手だと勉強も苦になってしまうのです。
他にも、机が整理されていないと勉強する気にならないなど、勉強嫌いの原因に整理整頓嫌いが潜んでいることがあります。勉強嫌いを克服するために整理整頓するといい理由を見ていきましょう。
机が散らかっていると、その机に向かって勉強をする気にはなれないでしょう。大人でも机が散らかっていれば仕事をする気になれないもの。子供ならなおさらです。逆に言えば、机がキレイになれば、勉強したくなるかもしれません。
子供は好奇心が旺盛。整理された机なら、きっと図鑑を広げて読みたくなるでしょう。その延長に勉強があります。
キレイな机では、教科書やプリントを広げても確認しやすいです。確認したいときにサッと参考書を開くこともできます。必要なときに必要な勉強道具にアクセスできるかどうかも勉強への意欲につながるポイントです。
勉強の集中力を削ぐ行為に、「探し物」があります。確認したいときに参考書やノートがないと、それを探すために、せっかく高まっていた集中力が途切れてしまうのです。探し物が見つかっても、そこからまた集中するためには少し時間がかかるでしょう。探し物をする時間そのものも無駄な時間です。
探し物にまつわる時間でロスが出ると、思ったように勉強が進まないため、イライラしてしまう子供もいます。勉強自体が嫌になってしまうという悪循環に。整理整頓された机なら、無駄な探し物の時間が発生せず、ストレスなく勉強できます。
整理整頓は、必要なものと不要なものを取捨選択する必要があります。普段から整理整頓する習慣をつけることで、学習の優先順位を見極める力が養えるでしょう。頭の中の情報も、順序立てて整理できるようになります。
学習は、知識をインプットした後、アウトプットしながら問題を解いていくという流れです。知識を頭の中で整理して、必要な情報を上手くアウトプットできるようになると、テストでも良い成績が取れ、勉強を好きになっていきます。
勉強を好きになるには、意外と机の整理整頓がポイントだということが分かりました。しかし、親が「片付けなさい」と言ってもなかなか片付けてくれないのではないでしょうか。そこで、子供が片付けたくなる仕組みづくりが大切です。
まずは、保護者自身がダイニングなどを整理整頓しましょう。ダイニングテーブルをキレイにしておけば、それを見本にできます。整理されている状態が当たり前になるようにしましょう。そして、子供の習慣をよく見て、片付けやすいルールを作ります。親の都合で定位置を決めるのではなく、子供自身が片付けやすい場所に定位置を決めることが大切です。
ゲーム感覚で取り組めるように仕組みを作れば、自主的に片付けしてくれるでしょう。
画像引用元:コイズミファニテック株式会社(https://kagu.koizumi.co.jp/product/detail/61/)
机を整理整頓するには、整理整頓しやすい道具を使うのもいい方法です。使いやすいアイテムのひとつに、本立てがあります。机の上に設置できる本立てを活用すれば、教科書や参考書、ノートを整理できるため、必要なときにサッと取り出せるでしょう。片付けも簡単です。中央に仕切りがある本立てなら、右に国語と社会、左に算数と理科など、自分なりのルールを決めると、より整理しやすくなります。引き出し付きで、文房具など小物の整理にも便利。勉強の妨げになるスマホ・タブレットも隠しておくのもいいですね。
画像引用元:ノープラン生活(http://no-planlife.com/archives/25253775.html)
机に散らかりやすいアイテムのひとつは文房具です。文房具の整理をしやすくするには、文房具用の収納を作りましょう。特に鉛筆やペンはあちこちに散乱しがちです。ペン立てを用意して、アイテム毎に収納すれば、必要なときに探す必要もなくなります。文房具を箱に入れて見せない収納にするのもひとつの手ですが、勉強したいときすぐアクセスできる状態にしておくのがおすすめ。蓋はせず、手を伸ばせば取れる状態が良いでしょう。
画像引用元:くらしメイド DCM(https://www.dcm-hc.co.jp/kurashimade/series/dcms/20190228135242.html)
引き出しに文房具を収納すると、引き出しの中で迷子になりがちです。引き出しを活用して収納するときは、トレーで分類分けするとスッキリ整理できます。必要な時に、引き出しをあければパッと取り出せるように、アイテムの大きさや量にあわせて小分けのトレーを使ってみてください。この時、イラストなどが描いてあるカラフルなトレーより、柄がなく、色味が強くないトレーを活用すると、よりスッキリとした印象になります。
整理整頓は、必要な物と不要な物を分ける「整理」と、必要な物を取り出しやすい場所に置いておく「整頓」の2つがポイントです。持ち物の要・不要を判断し、どこに置くと機能的か決めます。整理整頓するうちに、自然と決断力が養われていくでしょう。
そうした決断力は、勉強をする・しないの決断力にもつながる他、集中力へと繋がります。整理整頓で机の上がスッキリすれば、気分もリフレッシュして、勉強への意欲が湧いてきます。本来、子どもは学ぶことが大好きです。好奇心が育つよう、工夫していきましょう。
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