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子どもの勉強やる気スイッチONにする声掛けとは

子どものやる気スイッチは、できればずっとONにしておきたいものですよね。スイッチONにする声掛けを紹介するとともに、OFFにしてしまう言葉も紹介します。せっかくスイッチONの声掛けをしても、OFFにしてしまわないよう、両方知っておくことが大切です。

子どものやる気スイッチONにする秘訣は褒めること

子どものやる気スイッチをONにする声掛けを紹介します。短い言葉でいいので、褒め言葉をかけ続けることで、子どものやる気につながってくれるでしょう。

これまで頑張っていたことを認める

人は誰でも承認欲求を持っています。これは大人でも持っているもので「認められる」ことで嬉しいと感じ、自己肯定感が上がります。褒めることと似ていますが、少し違うので例を紹介します。

「夜遅くまで勉強していたこと、知ってるよ。よく頑張ったね」「あなたが頑張ってること、わかってるからね」など、「知っている」「わかっている」という言葉がキーワードとなります。

子どもは、親が自分のことをちゃんとわかってくれている、知っていてくれる、見守ってくれていると感じることで安心感を得ます。認められることで自分を信じることができ、やる気が出てくるようになるでしょう。

子どもを信じていることを伝える

まずは保護者自身が、本気で子どもを信じてあげましょう。勉強に限らず、スポーツや習い事などで困難に立ち向かうときには、「あなたならできる!」「信じてるからね!」という言葉によって勇気が出てきます。

信頼されているという実感が、やる気につながることもあるのです。ただし、あまりに「信じている」と言いすぎると、かえってプレッシャーに感じることもあるため、大切な場面で切り札として使ってみるとよいでしょう。

感謝や嬉しい気持ちを伝える

子どもは親が嬉しいと自分も嬉しくなるものです。勉強を少しでもしたり、がんばる姿が見られたときなどには、保護者が素直に「嬉しい」「ありがとう」と表現してみてください。

先に紹介した「認める」「信じる」という言葉は、上の立場からの表現です。もちろん、この言葉も大切ではあるのですが、「嬉しい」「ありがとう」という言葉は、感謝や喜びを表すもので、上下関係のない対等な目線での言葉となるため、子どもの自己肯定感は大きく育まれることでしょう。さらには、もっとありがとうと言ってもらいたい、嬉しいと感じて欲しいと思うようになり、子どもの自立心の成長にもつながるでしょう。

子どものやる気スイッチOFFにする声掛け

子どものやる気を入れる言葉がある一方で、やる気を削ぐような言葉もあります。せっかくやる気スイッチを入れたのに、やる気をOFFにするような言葉を使わないように、こちらも知っておきましょう。

勉強を強要

「勉強しなさい」「宿題はやったの?」「もっとがんばって」など、勉強を強要するような言葉は一気にやる気をOFFにしてしまいます。

「今やろうと思ってたのに」とは子どもの常套句ではありますが、これは親に対する反発心から生まれるものです。

言われる前にやってくれれば…と思う気持ちはわかりますが、やる気を削いでしまうので言わないように気をつけましょう。

子ども自身をけなす

「どうしてできないの?」「だからダメなのよ」など、子どもを否定する言葉を発してしまうと、子どもは傷つくだけでなく自信を喪失してしまいます。

保護者からの言葉によって、「どうせ自分はがんばってもできない」と思い込んでしまうので、決してけなすような言葉はかけないようにしましょう。

一度自身を失ってしまうと、取り戻すことは容易ではないでしょう。

子どもを他の対象と比べる

人と比較されて自分の方が劣っていると言われると、大人であっても傷つきます。子どもも人と比べられることで劣等感を抱き、自己肯定感を大きく下げることにつながってしまいます。

兄弟がいる場合でも、「お兄ちゃんはできてたのに」などと言うと、自分は親に好かれていないと思ってしまうこともあるかもしれません。

また「○○ちゃんは100点取れるのに」など、お友だちと比べることも、劣等感を感じさせる要因となるでしょう。

大人は何気なく発した言葉でも、子どもは深く傷ついていることがあるので、発言には気をつけましょう。

決めつけて叱る

「どうせ勉強しないんでしょ」「どうせできないよ」など、上から決めつけるような言葉は、子どもを傷つけるだけでなく自己肯定感を大きく下げることにつながってしまいます。

このような言葉を言われ続けると、子どもは「どうせ自分はできない」と思い込んでしまうため、やる気はどんどん削がれてしまうでしょう。

決めつける言葉とは、頭に「どうせ」、「いつも」がつくのが特徴です。保護者の方も、これらの言葉はNGワードとして覚えておきましょう。

勉強と引き換えに我慢を強いる

例えば、長い時間ゲームをやっているせいで、勉強のやる気が出ないんだと思うことはあるでしょう。しかし「今度のテストで赤点だったらゲーム禁止」「宿題忘れたら友だちと遊んじゃダメ」など、禁止事項を設けてしまうと子どもは不満を抱き反発したくなるでしょう。

保護者は良かれと思ってやったことでも、子どもはますます禁止されたことに執着するようになるでしょう。禁止したり取り上げたりしても、勉強のやる気スイッチは入らないので、我慢を強いる言葉を使うのはやめましょう。

やる気スイッチをONにする声掛けは、ポジティブな言葉をかけることです

子どものスイッチをONにすることは、保護者にとっても難しいことかもしれません。しかし、言葉のかけ方次第で子どものやる気をONにすることができるなら、言葉の力を信じて子どもの成長を促してあげたいですよね。

つい言ってしまうやる気を削ぐ言葉は封印し、ポジティブな言葉をかけてあげるようにしましょう。

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